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2026.08.18

室内に洗濯機置き場を作る費用の相場は?増設や移動で失敗しない配管工事ガイド

室内の洗濯機置き場

「室内に洗濯機置き場がない」「ベランダから室内へ移設したい」と考えた際、工事費用は約5万円から15万円が一般的な目安となります。洗面台のすぐ横など給排水管が近い場所への設置なら数万円で収まるケースもありますが、配管を遠く伸ばす新設工事や床上げ作業が必要になると費用は跳ね上がります。

しかし、安さだけで施工業者を選んだり、配管の仕組みを知らずに安易な位置へ増設したりすると、配管の勾配不足による悪臭や床上浸水といった深刻な現場トラブルを引き起こします。自作による設置も接着不良から階下へ高額な漏水被害を出すリスクがあり大変危険です。

本記事では、キッチンや廊下など設置場所別の費用相場から、マンションや賃貸物件における工事の制限、追加請求を防ぐ見積もりの確認ポイントまでを専門家が徹底解説します。無駄な中間マージンを省き、水漏れリスクをゼロにして快適な家事動線を手に入れるための決定版ガイドです。

contents

室内に洗濯機置き場を作る費用相場と気になる内訳の全貌

雨の日や冬場の寒さに凍えながら屋外で洗濯機を回す生活から抜け出し、室内に洗濯機置き場を作るリフォームを行う際、多くの方が最も気にするのが費用の全体像です。

室内に洗濯を行える専用スペースを新たに設ける工事は、単に機器を置く台を取り付けるだけではありません。水量を確保する給水管や汚水を流す排水管の引き込み、安全に電力を供給する電気工事、さらに水漏れ事故を防ぐための床面処理まで、複数の職人による施工が絡み合う複合工事です。

まずは全体的な予算感の目安を押さえておきましょう。

工事のパターン費用相場(目安)施工期間主な工事内容
給排水管が近くにある施工約30,000円〜70,000円半日〜1日給排水の分岐、簡単な水栓設置、パン固定
給排水管を遠くから引き込む施工約100,000円〜200,000円1日〜3日床下配管の延長、床開口・補強、壁面復旧
電気工事や防水パン新設を含む追加上記に+20,000円〜50,000円工期内に含むコンセント増設、アース設置、緊急止水弁水栓化

費用を左右する最大の要因は、既存の水回り設備から設置希望位置までの「物理的な距離」と「床下の施工環境」にあります。

既存の給排水管が近くにある場合の工事費用と相場

洗面台のすぐ隣や、浴室の壁一枚を隔てたスペースなど、既存の給排水設備が間近にある場所に新設する場合の費用相場は、約30,000円〜70,000円と比較的リーズナブルに収まります。

この施工パターンでは、既存の洗面台や浴室に繋がっている給水管・給湯管および排水管から短距離でパイプを分岐させるだけで済むため、大がかりな床や壁の解体作業が必要ありません。

具体的には以下のような作業内容が含まれます。

  • 既存配管からの給水・排水分岐作業
  • 洗濯機用の緊急止水弁付き水栓の取り付け
  • 排水トラップの接続と小型床補強

施工時間も数時間から半日程度で完了することが多く、住まいに与える負担を最小限に抑えながら室内への移設を実現できます。

遠い場所から配管を伸ばす新設工事にかかる費用

一方で、既存の水回りから遠く離れた玄関脇の廊下や押入れ、あるいはリビングの一角などに新しく置き場を作る場合、工事費用は約100,000円〜200,000円へと上がります。

費用が跳ね上がる理由は、単にパイプを長く伸ばすからではありません。排水をスムーズに流すためには、1メートルの距離に対して1センチから2センチ程度の下り傾斜(排水勾配)を床下に確保する必要があるからです。

床下がコンクリート直貼りの構造である場合、パイプを通すスペースがないため、部屋の一部分または床全体の高さを10センチ以上持ち上げる「床上げステージ造作」が必要になります。

  • 床材や壁クロスを一度剥がす解体作業
  • 勾配を正しく保つための床下配管の長距離施工
  • 床の補強工事と床上げステージの造作
  • 木工事後の内装貼り替え仕上げ作業

配管を通したあとの大工工事や内装復旧工事が必要となるため、材料費と人件費がそれぞれ加算されていきます。

防水パンの取り付けやコンセント増設にかかる追加費用

室内に安全に設置するためには、配管作業以外にも絶対にはずせない必須の安全対策工事があります。万が一の水漏れや感電トラブルを防ぐための設備新設です。

見落とされがちな追加工事の費用内訳は以下の通りです。

  • 洗濯機パン(防水パン)の部材費および設置作業費(約10,000円〜25,000円)
  • アース線付き専用コンセントの新設・配線工事(約10,000円〜20,000円)
  • 水漏れを瞬時に止める緊急止水弁付き水栓への交換(約10,000円〜15,000円)

特に防水パンは、万が一排水口が詰まった際やホースが外れた際に、床下や階下へ水が漏れ出すのを防ぐ最後の砦となります。

電気工事に関しては、アース工事を含めて電気工事士の有資格者による施工が法律で義務付けられております。

現地調査の段階で、これらの安全設備が現在の見込み費用に含まれているかどうかも、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

安さだけで選ぶと失敗する?室内に洗濯機置き場を作る工事で知っておくべき落とし穴

リフォーム費用を少しでも安く抑えたいと考えるのは当然のことです。しかし、相場より極端に安い見積もりを提示する業者に飛びつくと、数か月後に数百万円規模の修繕事故へ発展するケースが現場では後を絶ちません。

室内へ新規でランドリースペースを設ける工事は、単に機器を置く台をセットして蛇口を取り付けるだけの表面的な作業ではないからです。目に見えない床下の構造や水圧の制御まで計算し尽くされた設計ができていないと、施工後に取り返しのつかないトラブルが頻発します。

ここでは格安工事の裏に潜む致命的なリスクについて、施工現場の実態をもとに解説します。

失敗のリスク要因安価な施工で起きる事態発生する二次被害
配管勾配の不足排水が滞り床下に汚水が停滞悪臭の発生と排水管の詰まり
露出配管の採用足元への配管露出とモール固定つまずき事故と管の破損
止水弁の未設置洗濯ホース抜けによる水出しっぱなし床上浸水と階下への漏水被害

表面の見た目だけで判断すると起きる配管の勾配不足トラブル

排水管を新しく設置する際、最も重要となるのが排水勾配です。水は高い場所から低い場所へ自然の力で流れるため、管1メートルに対して1センチから2センチ程度の下り傾斜を確保しなければなりません。

しかし床下がコンクリート直貼りの構造である物件では、配管を通す物理的なスペースが足りないケースが多く存在します。本来であれば床全体を10センチ以上持ち上げる床上げステージ造作工事が必要になります。

費用を無理に安く見せようとする業者は、この床上げ作業をスキップし、勾配が足りない状態のまま無理やり配管を接続してしまうことがあります。

勾配が不十分だと、洗剤カスや衣類の繊維くずが管の中に溜まり続け、設置後わずか数か月で重度の詰まりを引き起こします。溢れ出た汚水が床下に回り込み、構造体を腐食させる原因となるのです。

安易な露出配管が引き起こす足元の危険と掃除のしにくさ

施工費用や解体費用を浮かせるために、給排熱管を壁や床の内部に隠さず、室内の床面にそのまま通す露出配管で済ませる手法があります。プラスチック製のモールなどで覆ったとしても、居住空間内に段差や障害物が剥き出しになる状態は避けられません。

足元に配管が通っていると、足を引っかけて転倒する危険性が跳ね上がります。さらに掃除機やモップが届かない死角が増えるため、ホコリや髪の毛が溜まり衛生面でも悪影響を及ぼします。

さらに恐ろしいのは、足をぶつけた衝撃や荷物の接触によって配管の接合部が緩み、室内で水漏れを起こすリスクです。美観を損ねるだけでなく、長期的には快適な暮らしを著しく害することになります。

水抜きや止水弁の知識がない施工で発生する床上浸水リスク

洗濯機の給水部分は常に高い水圧がかかっています。万が一地震などで給水ホースが突然抜け落ちた場合、適切な設備が整っていないと水が勢いよく噴射し続けます。

こうした万が一の惨事を防ぐために必須となるのが緊急止水弁付きの水栓です。配管の知識が乏しい業者が安価な汎用蛇口で済ませてしまうと、ホース脱落時に水が止まらず、あっという間に室内に水が溢れかえります。

排水側に関しても、床下配管と排水トラップの接続時に塩ビ用溶剤を正しく塗布していない施工が散見されます。目に見えない位置で少しずつ水が漏れ出るスロー漏水が起きると、気づいた時には床下がカビだらけになり、マンションでは階下の部屋まで被害が及ぶ事態になります。

数十万円の工事費をケチった結果、数百万円に及ぶ損害賠償や復旧費用が発生しては本末転倒です。安さの理由をしっかり見極め、見えない部分まで丁寧な施工を行うプロに相談することが大切です。

室内に洗濯機置き場を新設または移動する際、どこに配置するかによってリフォーム全体の工期や最終的な金額は劇的に変わります。既存の配管との距離だけでなく、床下構造や壁の開口範囲によって工事の難易度が根底から異なるためです。

設置場所ごとの特徴とコスト感を事前に把握しておくことで、無理のない資金計画と快適な家事動線を両立できるようになります。

設置場所概算費用工事の難易度主な施工内容と注意点
洗面所・洗面台の横約3万〜7万円給排水の分岐が容易で最も低予算。スペース確保が鍵
廊下・押入れ・クローゼット約10万〜20万円排水勾配の確保と床上げ工事が必要。隠蔽配管の技術が必須
キッチン横・リビング側約10万〜15万円給排水の距離や電気コンセント増設、防音対策がポイント

洗面所や洗面台の横へ新設する場合の費用と特徴

洗面台のすぐ横へ新たな設置スペースを確保する工事は、費用を最も安く抑えられる王道のパターンです。すぐ隣に洗面台の給水管と排水管が通っているため、壁や床を大きく解体せずに配管を分岐できます。

既存の設備を流用できるため工事期間も半日から1日程度で完了し、生活への影響が最小限で済む点が大きな魅力です。

ただし、洗面所内の物理的なスペース制限が最大の壁となります。一般的な防水パン(幅64cm×奥行64cm)を置くだけの幅があるか、洗面台のサイズを少し小さく変更する必要があるかによって、内装工事費が追加で発生するケースもあります。

廊下や押入れやクローゼットへ移設する場合の費用と特徴

水回りから離れた廊下や、使っていない押し入れ・クローゼットへ移動させる場合、工事難易度は一気に跳ね上がります。水がない場所に給水管を引き込み、排水管を通すための解体と内装復元が必要になるからです。

特に壁の中や床下に配管を隠す隠蔽配管を行う際、現場で最もシビアにチェックされるのが排水勾配です。排水管は1メートルあたり1cmから2cmの下り傾斜をつけなければ、排水が滞って詰まりや悪臭の原因になります。

床下がコンクリート直貼りの構造である場合、配管の傾斜を作るために床全体を10cm以上持ち上げる床上げステージ造作が必要です。こうした大工工事や内装貼り替えが加わることで、総額費用は10万円から20万円ほどを見込む必要があります。

キッチンの横やリビング側へ増設する場合の費用と特徴

家事効率を高める目的で、キッチンの隣やリビングの一角へ増設するケースも増えています。料理と洗濯を同時にこなせる動線が確保できるため、非常に人気の高いレイアウトです。

キッチン横であれば、シンク下の給排水設備を利用できるため、廊下への新設よりも配管距離を短く抑えられるメリットがあります。費用相場は約10万円から15万円程度です。

注意点として、洗濯機用の専用電源コンセント(アース付き)と漏水を防ぐ緊急止水弁付き水栓の新設が必須となります。電子レンジやIH調理器など電気容量の大きい家電が集まるキッチンの場合、ブレーカーからの専用配線工事が必要になる場面も珍しくありません。

脱衣所とは異なりリビング側に設置する場合は、洗濯時の駆動音や振動が生活空間に響きやすいため、防振ゴムの設置や扉付きの隠せる空間作りなどの工夫もセットで検討するのが賢明です。

マンションや賃貸物件の室内に洗濯機置き場を作る場合の注意点

集合住宅や賃貸物件で室内へ洗濯機置き場を作るリフォーム計画を進める際は、単に費用や設置スペースを確保するだけでは不十分です。戸建て住宅とは異なり、建物全体の構造的な制限や契約上のルールが大きく関係してきます。

事前の確認を怠ると、せっかく工事費用を準備して業者を手配しても、直前で施工不可となったり近隣トラブルに発展したりするリスクがあります。ここでは集合住宅特有の注意点を徹底解説します。

管理規約やパイプスペースの制限で工事ができないケース

マンションの場合、専有部分のリフォームであっても自由に配管を動かせるわけではありません。最大の壁となるのが、管理規約による制限と「パイプスペース(PS)」の位置関係です。

特に築年数が経過したマンションでは、床のコンクリートスラブに直接フローリングを貼り付けている「直貼り工法」が多く採用されています。この構造では床下に配管を通す空間がなく、無理に排水管を伸ばそうとすると十分な勾配(1mあたり1cmから2cmの下り傾斜)が取れなくなります。配管の勾配が不足すると、排水が停滞して室内への逆流や詰まりを引き起こします。

床構造タイプ特徴と配管工事への影響費用や工事の難易度
二重床(置床工法)床下に空間があり、給排水管の延長や床下隠蔽配管が比較的容易工事の自由度が高く、移設費用も抑えやすい
直貼り工法床下に空間がなく、配管を通すために床全体の「床上げ」が必要台座造作などの追加大工工事が発生し、費用が跳ね上がる

さらに、共用部分である竪排水管(縦に通る太いパイプ)へ接続するルートが確保できない場合や、管理規約で床の解体・開口が禁止されている場合は、残念ながら室内に新設すること自体が断念となるケースもあります。

賃貸アパートでオーナー許可や原状回復をクリアするポイント

賃貸アパートや賃貸マンションで「外置きの洗濯機を室内に移動したい」と考えている場合、必ずオーナー様や管理会社からの書面による事前許可が必要です。

オーナー様側にとっても、室内への洗濯機置き場新設は物件の空室対策や資産価値向上につながるため、基本的には歓迎される傾向にあります。しかし、無断で壁や床に穴を空けたり給排水管を加工したりすると、退去時に高額な原状回復費用を請求される深刻なトラブルへ発展します。

許可をスムーズに得るためには、以下の手順で相談を進めるのが鉄則です。

  1. 施工実績が豊富な水回り専門業者に事前現地調査を依頼する
  2. 床下構造や配管ルート、隠蔽配管が可能かどうかの図面・見積書を作成してもらう
  3. 漏水対策(緊急止水弁や防水パンの設置)を明記した工事計画書をオーナー様へ提出する

万が一の漏水事故を防ぐための安全対策が講じられていることを専門的な視点から説明できれば、オーナー様からの承諾も格段に得やすくなります。

階下への漏水被害を防ぐために必須となる防水パンの選び方

マンションやアパートなどの集合住宅で最も回避すべき事態は、排水の溢れや接続部の外れによる「階下漏水」です。万が一、階下の部屋まで水漏れ被害を及ぼしてしまった場合、家電や内装の補償費用で数百万円規模の損害賠償が発生することも珍しくありません。

そのため、室内へ新設する際は防水パン(洗濯機パン)の設置が事実上必須となります。防水パンは万が一の漏水時に水を受け止め、そのまま排水口へ流す安全装置の役割を果たします。

防水パンを選ぶ際は、設置する洗濯機のタイプと設置環境に合わせた適切な形状選びが重要です。

  • フラットタイプ(平型):高さが低く見た目がすっきりするが、排水トラップの掃除やメンテナンスがしにくい
  • かさ上げ構造タイプ:パンの四隅が高くなっており、洗濯機の下に手が入りやすく、排水ホースの接続確認や清掃が容易

現場の目線から強く推奨したいのは「かさ上げ構造タイプ」です。洗濯機下の空間が確保できるため、排水トラップの清掃がしやすく、ホースの折れ曲がりによる排水不良トラブルを未然に防ぐことができます。

また、給水部分には万が一ホースが抜けても瞬時に水が止まる「緊急止水弁付き水栓」をセットで導入することが、リスクを極限まで減らす絶対条件となります。

自宅の室内に洗濯機置き場を作る費用を賢く安く抑えるコツ

室内へ洗濯機を移動させるリフォーム工事は、工夫次第で請求額を数万円単位で節約できます。

施工費用の多くは「大工による床や壁の解体」「配管の延長」「内装の復旧」という3つの作業にかかる人件費で占められているからです。

無駄な工程を徹底的に省き、プロの技術を最も効率よく活用するためのコストカット術を詳しく解説します。

既存の水道や排水口に近い場所を選んで配管距離を短くする

工事費用を圧倒的に安く抑える一番の近道は、既存の給排水管が通っている場所のすぐ近くに設置スペースを確保することです。

水回りから離れたお部屋や廊下に新設しようとすると、床を剥がして長い距離のパイプを這わせる必要が出てきます。さらに排水の傾斜(勾配)を保つために床全体を高く持ち上げる大がかりな木工事が発生し、工賃が一気に跳ね上がってしまいます。

洗面台のすぐ横や浴室に隣接する壁際などを選べば、壁の開口や床下作業を最小限に留められます。

設置場所の比較配管の長さ床上げ工事の必要性費用相場の目安
洗面所・浴室の隣接エリア短い(約1m未満)不要なケースが多い約3万円〜7万円
廊下・押し入れ中程度(約2〜3m)床下構造により必要約8万円〜13万円
キッチンの横・リビング側長い(約3m以上)勾配確保のため必須約12万円〜20万円

配管ルートを1メートル短縮できるだけでも、資材費と作業時間を削って予算を抑えることが可能になります。

水回りリフォームと同時に施工して人件費や解体費を浮かせる

他の水回り設備のリフォームと一緒に工事を頼むのも、賢く節約する大きなポイントです。

浴室の交換や洗面台の取り替え、床材の張り替え工事などとタイミングを合わせると、大工や水道業者の人件費を1回分にまとめられます。

床や壁を一度に解体してまとめて復旧できるため、単独で依頼するよりも総合的なコストパフォーマンスが跳ね上がります。

将来的に洗面所全体をきれいにしたいと考えているなら、同時に計画を進めるのが断然お得です。

複数の施工業者から現地調査付きの見積もりを取り寄せる

最終的な支払額で後悔しないためには、必ず現地調査を踏まえた見積もりを比較してください。

室内の床下構造は、コンクリートに直接床材を貼っているタイプや空間がある二重床など、現場を開けてみるまで分からない部分が多く潜んでいます。

現地をしっかり確認せずに提出された概算見積もりだと、工事が始まってから想定外の追加費用が発生するリスクを拭えません。

現場の構造を正確に見極め、最初から隠蔽配管の手間や部材費を含めた適正価格を提示してくれる誠実な専門業者を選ぶことが大切です。

室内に洗濯機置き場を作るDIYをおすすめしない致命的な理由とリスク

ホームセンターやネット通販でパーツが手軽に手に入る時代になり、費用を削るために自分で作業したいと考える方も少なくありません。

しかし、水回りの施工をDIYで行うのは非常に危険です。一見するとパーツを組み合わせるだけの作業に見えますが、床下の目に見えない部分には高度な配管技術と構造の知識が求められます。

施工の甘さが原因で水漏れが起きると、ご自宅の床材が全滅するだけでなく、マンションなどでは階下へ大量の水が漏れ出し、数百万規模の損害賠償問題へ発展するケースも珍しくありません。

プロの施工現場でも慎重を期す領域だからこそ、自作による新設や増設はおすすめできません。

作業項目DIYのリスクプロに依頼した場合のメリット
排水トラップ設置接着不良によるスロー水漏れや悪臭水密テスト済みの確実な施工
配管勾配の確保勾配不足による排水逆流や詰まり床高計算に基づいた適切な傾斜
電源・アース施工漏電や感電、火災のリスク(違法作業)有資格者による安全な電気工事

自分で防水パンや排水トラップを取り付ける際に起きる接続不良

自分で防水パンを取り付ける際、もっとも失敗が多いのが排水トラップと床下配管の接続部分です。

塩ビパイプ同士の接着には専用の溶剤を均一に塗り、素早く圧着する必要があります。塗りムラや挿入不足があると、数ヶ月から数年かけて少しずつ水が滲み出るスロー水漏れが発生します。

さらに、排水管にはパイプ1メートルあたり1センチから2センチほどの下り傾斜をつける排水勾配というルールが存在します。

この勾配を計算せずに床下でパイプを水平に配管してしまうと、洗濯排水がスムーズに流れず、糸くずや洗剤かすが溜まってあっという間に詰まってしまいます。

床下で水が溢れても表面からは気付きにくく、気づいた時には床の木枠や下地が腐食していたという現場を、私たちは何度も目にしてきました。

アース工事や電源コンセントの新設に電気工事士の資格が必要な理由

洗濯機を室内で安全に使うためには、専用のコンセントとアース端子が絶対に欠かせません。

水を使う洗濯機は万が一の絶縁劣化で漏電しやすく、アースがない状態での使用は感電事故に直結します。

既存の壁から新しく配線を分岐させたり、アース付きのコンセント口を新設したりする作業は、法律によって電気工事士の資格を持つ人にしか認められていません。

  • 無資格での電気工事は法令違反となり処罰の対象になる
  • 配線の接続不良や容量オーバーによる配線熱から火災に繋がる
  • 万が一事故が起きた際、火災保険や損害保険が適用されない

費用を浮かせるために無資格で電気工事を行うのはあまりにもリスクが高く、ご家族や建物の安全を脅かすことになります。

水漏れ事故が発生した際にかかる高額な補償費用と自己責任

DIYによる施工ミスで一番恐ろしいのは、配管の破裂や外れによって起きる床上浸水事故です。

集合住宅や賃貸物件で階下へ水漏れを起こした場合、相手のお部屋の内装張り替えや家具、家電製品の買い替え費用まで、すべて事故を起こした本人が賠償しなければなりません。

被害項目費用感・リスクの目安
自宅の復旧工事床材剥がし、乾燥、下地張り替えで数拾万円
階下の被害補償壁紙・天井の修繕、家具損害で100万円〜300万円
保険の適用可否無資格工事やDIYミスは保険金が下りない可能性大

専門業者が施工した場合は賠償責任保険が適用されるため万が一の際も守られますが、DIYの場合はすべて自己責任となります。

費用節約のために数万円浮かせようとした結果、何百万円もの出費を背負うリスクを考えると、信頼できる水道局指定工事店へ相談するのがもっとも賢く安全な選択です。

千葉や東京エリアで水回り工事実績が豊富な専門業者へ相談するメリット

室内へ洗濯機置き場を新設・増設するリフォームは、単に本体を置くスペースを作る作業ではありません。床下の隠蔽配管や壁内の電気配線、さらには漏水事故を防ぐ防水パンの設置など、建築と水道の深い知識が求められる精密な工事です。

だからこそ、千葉や東京、神奈川、埼玉といった首都圏で施工実績が豊富な水回りの専門店に相談することが、失敗を避ける一番の近道になります。地域特性を熟知したプロに頼むことで、後悔のない理想的な家事動線を手に入れることができます。

自社施工で無駄な中間マージンをカットした明確な見積もり提示

大手のリフォーム会社やポータルサイト経由で依頼すると、営業会社や下請け工務店などを経由するため、どうしても約20パーセントから30パーセントの中間マージンが発生しがちです。室内に洗濯機置き場を作る費用の負担を抑えたいなら、自社施工を行う専門店を選ぶのが賢い選択と言えます。

下請けを使わない自社施工の業者であれば、余計な手数料が一切かかりません。職人と直接打ち合わせができるため、配管工事や内装復旧の手間を最小限に抑えた明朗会計な見積もりが実現します。

依頼先中間マージン現場へのご要望の伝わりやすさ費用の適正感
大手リフォーム会社高い(下請けへ委託)担当者を経由するためズレが生じやすい工賃が高額になりやすい
一括見積もりポータルやや高い(加盟料が発生)施工店によって差がある比較はしやすいがムラがある
自社施工の水回り専門店なし(直接施工)施工する職人に直接伝わりスムーズ無駄がなく圧倒的に適正

自社施工の専門業者なら、浮いた予算で緊急止水弁付きの水栓を選んだり、上部に収納棚を増設したりと、より利便性の高い設備に投資することができます。

床下構造や配管ルートを事前にしっかり確認する現地調査の徹底

配管の隠蔽処理や1/50以上の排水勾配を確保できるかは、建物の構造によってまったく異なります。床がコンクリート直貼りの構造なのか、あるいは二重床になっているのかによって、施工手順も費用もガラリと変わるためです。

知識のない業者が表面上の採寸だけで工事を進めると、施工途中で「床上げが必要になった」と追加費用を請求されたり、勾配が足りずに排水が逆流する大きなトラブルになりかねません。

3,000件以上の現場を経験してきた専門業者であれば、現地調査の段階で床下やパイプスペースの状況を徹底的に確認します。

  • 既存の給排水管から設置予定場所までの正確な距離と勾配の計測
  • 床下の構造(直貼りか二重床か)と隠蔽配管が可能かどうかの見極め
  • アース付き専用コンセントを壁裏から引き込めるかの電気ルート確認
  • 階下漏水のリスクを完全に遮断できる防水パンの選定

事前の現地調査を妥協せず丁寧に行う業者ほど、工事が始まってからのトラブルや予期せぬ追加料金の発生を防ぐことができます。

万が一のトラブルにも迅速に駆けつけるアフターフォロー体制

水回りの工事において、もっとも避けたいのが施工後の水漏れ事故です。万が一、塩ビ管の接続不良などで床下へ水が漏れ出すと、階下への損害賠償を含めて非常に大きな被害へと拡大してしまいます。

地域密着で実績を積み重ねてきた指定工事店であれば、万が一の不具合にもスピード感を持って駆けつける万全のアフターフォロー体制が整っています。

現場の経験から断言できるのは、安さだけを売りにする業者ほど施工後の保証や駆けつけ対応が手薄になるという事実です。施工保証や賠償責任保険への加入はもちろんのこと、地元千葉や東京の拠点で迅速に動いてくれる専門業者を選ぶことが、長きにわたって安心して洗濯機を使い続けるための最大の防御策になります。

著者紹介

著者 – 水ピタ本舗

ベランダにある洗濯機を室内に取り込みたいというご相談をいただく際、施工費用だけで判断してしまい、引き渡し直後に配管の勾配不足で水が逆流したり、床上浸水を引き起こしたりした他社施工の直し現場を何度も目の当たりにしてきました。特に洗面所から離れたクローゼットや廊下への移設は、見た目以上に配管ルートと床下構造の見極めが難しく、安易な安売り施工や知識不足の知識で手を加えると思わぬ高額トラブルに発展します。千葉・東京・神奈川・埼玉の現場で積み重ねてきた施工実績3,000件超の知見から、どこまでが安全な工事で何が危険な落とし穴なのか、費用の内訳と正しい配管知識の重要性を実戦的な視点からお伝えしたく、この記事をまとめました。管理規約の壁や階下漏水のリスクを防ぎ、後悔のない快適な水回り環境を手に入れるための現場の一次情報としてお役立てください。

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