• 施工件数3000以上
  • 千葉県2位の施工実績

見積・診断無料 お気軽にお問合せください

0120-970-144

受付時間 8:00~20:00(年中無休)

2026.09.28

フロートトイレで後悔しない!デメリットと価格を建築士が徹底解説

フロートトイレ

ホテルのような洗練された空間と床掃除の手間を劇的に減らす魅力から、浮いているフロートトイレの導入を検討する方が増えています。しかし、カタログの意匠性だけで安易に決断すると、想定外の壁下地補強工事費やマンション特有の配管制約、故障時の修理制限によって深刻な後悔を招くケースが少なくありません。後悔を避けるには、デザインや本体価格だけでなく、設置壁の強度、排水位置、点検口の扱いや将来の交換性まで、契約前に確認することが重要です。

便器が床から浮く構造は、圧倒的な開放感をもたらす一方で、壁面にかかる荷重への耐久性確保や停電時の排水操作、将来的な便座交換の難しさといった実務上のハードルが必ず伴います。千葉・東京・神奈川・埼玉で3,000件超の水回り施工に携わってきた私たちも、現地調査では壁内の下地位置、給排水管の逃げ、既存内装の納まりを確認し、図面だけでは判断できない条件を一つずつ見極めています。耐久性の不安から設置を諦めたり、十分な現場調査を行わないまま工事を進めて総額費用を膨らませたりしてしまうのは、施主にとって大きな損失です。

本記事では、LIXILやTOTOレストパルFなどの主要モデルの価格や構造比較をはじめ、耐荷重の真実、マンションや築古住宅で失敗しない設置条件までを網羅しました。現場の技術的知見に基づき、後悔の種を事前にすべて解消して理想のトイレリフォームを成功させるための実践的な判断基準をお伝えします。

contents

フロートトイレで後悔したと嘆く人が多い理由とデメリットの真相

一般的には、フロートトイレは「床掃除がラクで、見た目もすっきりするトイレ」と言われます。私もその評価自体は正しいと考えています。ただ、水ピタ本舗で現場調査や施工計画を立てるなかでは、便器が浮いていることだけに注目して選ぶと、費用・壁内の構造・将来の点検性で後悔しやすいとも感じています。

フロートトイレは、きちんと条件を満たして施工すれば快適な設備です。一方で、床置きトイレを交換する感覚で選ぶと、工事中や数年後のメンテナンスで想定外が起こる可能性があります。カタログだけでは判断しにくい注意点を、施工側の視点で整理します。

カタログには載らない設置費用と特殊な壁の下地補強にかかる追加工事費

フロートトイレで最初に確認したいのは、本体価格ではなく総工事費です。

一般的な床置きトイレは、既存配管の条件が合えば半日から1日程度で交換できることがあります。対してフロートトイレは、機種ごとの施工条件に合わせて床・壁・給排水の納まりを確認しなければなりません。

LIXILのフロートトイレは、荷重を床と壁に分散するフレーム構造です。TOTOレストパルFも、キャビネット内部の取付スタンドと壁裏の構造を利用して固定します。「壁だけで便器と体重を支える」というより、指定された床・壁の強度を確保して、専用構造で荷重を受ける設備と考えるのが正確です。

トイレのタイプ本体+基本工事の目安条件により必要になる工事
一般的な床置きトイレ約15万〜35万円既存便器の撤去、給排水接続、内装補修
フロートトイレ約40万〜70万円以上床・壁の補強、配管位置の調整、キャビネット設置、内装復旧

実際の金額は、既存の配管位置、壁の下地、マンションか戸建てか、内装の範囲によって変わります。

私たちが築年数の経った戸建てで現地調査を行った際も、図面では問題なく見えた壁に、過去の配管工事による切り欠きがありました。壁を開けてから補強方法を変更する必要があり、当初の想定より大工工事が増える可能性がありました。

この経験から、フロートトイレは「下地がありそうだから大丈夫」ではなく、柱・間柱・配管・電気配線の位置を施工前に確認することが重要だと考えています。

一体型キャビネット特有の故障リスクと10年後の修理費用や便座交換の制限

フロートトイレの魅力は、給水管、タンク、配線などをキャビネット内へ隠せる点です。見た目が整い、便器周辺の凹凸も減ります。

その反面、将来の点検や修理は、床置きの組み合わせ便器より手順が増える場合があります。

床置きトイレでは、便座の故障時に便座だけを交換できる機種もあります。しかし、フロートトイレや収納一体型トイレは、便器・キャビネット・洗浄ユニット・便座の組み合わせに専用品が含まれることがあります。交換できる部品や後継機種は、品番、製造時期、メーカーの部品供給状況によって異なります。

特に確認しておきたいのは、以下の3点です。

  • 便座や洗浄ユニットが故障した際、部分交換が可能か
  • 点検口から止水栓、給水フィルター、洗浄部へ手が届くか
  • 将来の交換時にキャビネットや内装まで工事範囲が広がる可能性があるか

私が点検で感じたのは、キャビネット内は「見えないから汚れない」のではなく、「普段見ないから不具合に気づきにくい」場所でもあることです。止水栓やフィルターの状態は、半年から1年を目安に確認しておくと安心です。

停電時や断水時に水が流せない?非常時の手動操作レバーと電磁弁の落とし穴

フロートトイレには電気を使う洗浄機能やリモコン操作を備えた機種があります。そのため、停電時の流し方は、設置前に必ず家族で共有しておくべきです。

機種によって操作は異なりますが、背面キャビネット内の洗浄ハンドルや手動レバーを使う仕様があります。普段は見えない位置にあるため、停電してから初めて探すと戸惑いやすい部分です。

一般的な確認手順は次の通りです。

  1. キャビネットの点検口またはサイドパネルの位置を確認する
  2. 停電時に使う手動洗浄レバー・ハンドルの位置を取扱説明書で確認する
  3. 家族にも操作方法を共有する
  4. 断水時は、メーカーの案内に従ってバケツ洗浄などの対応を行う

「非常時も流せる」と聞くと安心しますが、操作が簡単かどうかは別の話です。引き渡し時には、施工店から停電時の洗浄方法と点検口の開け方を説明してもらうことをおすすめします。

浮いてるトイレの耐久性と体重制限の不安を構造から徹底検証

フロートトイレを検討する方から、「本当に体重を支えられるのですか」と質問されることは少なくありません。

一般的には耐荷重の数値だけを見て判断されがちですが、私の場合は、製品の試験値以上に「施工条件を満たせる現場か」を重視しています。強い便器でも、施工説明書どおりの床・壁・フレーム固定ができなければ、性能を発揮できないためです。

耐荷重220kgのカラクリと勢いよく座った際の衝撃荷重に耐える下地工事の重要性

LIXILのフロートトイレでは、約220kgを10分間かける荷重試験、約120kgを繰り返し加える耐久試験をクリアしたと案内されています。TOTOレストパルFも、便器本体の使用上限体重を224kgとして案内しています。

ただし、この数値だけを見て「どの家でも同じように設置できる」と判断するのは危険です。

人が勢いよく座ると、静かに腰を下ろすときよりも大きな力が瞬間的にかかります。便器本体が耐えられるかだけでなく、固定フレーム、床、壁、ビスやボルトの状態まで含めて安全性が決まります。

荷重の種類便器・構造にかかる力確認すべき点
静かに座る下方向への荷重製品の使用上限体重、施工条件
勢いよく座る瞬間的な衝撃、前方への力フレーム固定、床・壁の剛性
長期使用繰り返し荷重、微細な振動ボルトの緩み、内装の状態、点検性

水ピタ本舗内で施工条件を確認する際には、体重だけでなく、家族構成や使い方も伺います。小さな子どもが便器へ飛び乗る習慣がある、大柄な方がいる、手すりを兼ねて便器周辺へ強く手をかけることがある、といった使い方は事前に共有していただきたい内容です。

12mm構造用合板の重ね張りと柱への固定強度が便器の緩みや水漏れを防ぐ

床置きトイレは、便器の重量を主に床で受けます。フロートトイレは、機種ごとの専用フレーム、床、壁を組み合わせて荷重を受けるため、下地の精度が重要です。

現場によって補強方法は異なりますが、木造住宅では次のような確認・施工が必要になる場合があります。

  • 柱や間柱の位置を確認する
  • 専用フレームを施工説明書どおりに固定する
  • 必要に応じて構造用合板や補強材を追加する
  • 給水管・排水管・コンセントが補強材と干渉しないよう納める
  • 床の不陸や沈み込みがないか確認する

以前、既存壁の下地を確認したところ、配管を避けるために間柱の一部が加工されていた現場がありました。フレーム固定に必要な位置へ、そのままビスを効かせることが難しい状態でした。

壁を閉じてから不安が残る施工はできないため、補強材の組み方を見直して対応を検討しました。見えない部分ですが、フロートトイレで後悔しないためには、ここに費用と時間をかける価値があります。

便器と壁の接合部にかかる負荷と長年使用による壁紙の歪みやクロス補修事情

施工が適切であっても、トイレは毎日使う設備です。長期使用では、便器周辺のクロスやコーキングに細かな変化が出ることがあります。

特に、壁紙仕上げのまま便器背面やキャビネット周辺を納める場合は、次のような点を確認しておくと安心です。

  • クロスの継ぎ目が便器周辺に集中していないか
  • 点検口を開けた際にクロスを傷めないか
  • 手洗い器の水はねが壁紙へ当たり続けないか
  • 壁とキャビネットのすき間にホコリがたまりやすくないか

フロートトイレは床が見える分、床だけでなく背面壁やキャビネット上部も視線に入りやすくなります。便器の下だけでなく、背面の棚や壁際まで掃除しやすい仕上げを選ぶことが、きれいな状態を長く保つコツです。

マンションや築古住宅でフロートトイレが設置できない失敗パターン

フロートトイレは、すべての住宅へ無条件に設置できるわけではありません。

特にマンション、築年数が経過した戸建て、軽量鉄骨住宅では、排水経路、梁、コンクリート躯体、管理規約などの影響を受けます。現地調査前に商品を決め切ってしまうと、「希望していた機種が付かない」「想定以上に床が上がる」といった後悔につながります。

排水芯の高さと勾配が足りずにトイレ室内に段差が生まれる床上げのジレンマ

フロートトイレには床排水・床上排水など、既存配管に合わせた仕様があります。排水芯の高さや横引き配管の距離が合わない場合、配管を納めるために床の高さを変える必要が出ることがあります。

チェック項目確認内容合わない場合の対応例
排水位置既存排水管の位置・高さ対応品番の確認、配管調整
排水経路横引き距離、梁との干渉配管ルートの変更
床の高さ廊下との段差、仕上げ厚床上げ、見切り材の検討
トイレ寸法キャビネット奥行き、ドア開閉機種・レイアウト変更

段差ができると、見た目だけでなく、将来の介護や掃除のしやすさにも影響します。床上げをすれば必ず悪いわけではありませんが、何cm上がるのか、出入口に見切り材が必要かを事前に図面で確認することが大切です。

高層階の水圧不足やパイプスペースの配管経路による設置制限の確認ポイント

マンションでは、給水圧やパイプスペースの位置も確認が必要です。

タンクを隠すタイプや電動洗浄を採用するタイプは、メーカー指定の給水条件を満たす必要があります。高層階だから必ず水圧が不足するわけではありませんが、建物の給水方式や配管の状態によっては確認が必要です。

現地調査では、次の点を見ます。

  • 現在のトイレで洗浄不良や水量不足が起きていないか
  • 給水管の太さ、止水栓の位置、キャビネット内の納まり
  • パイプスペースや梁と排水管が干渉しないか
  • 管理組合が配管変更を認める範囲か

水圧不足や配管条件は、見た目だけでは判断できません。マンションの場合は、管理規約と合わせて確認する必要があります。

管理規約の専有部分工事制限と排水騒音トラブルを未然に防ぐ遮音対策

マンションリフォームでは、室内であっても自由に工事できるとは限りません。床スラブへの穴あけ、共用排水管への加工、工事時間帯、騒音対策などが管理規約で定められていることがあります。

また、フロートトイレに限りませんが、排水管が壁内を通る計画では、排水音が壁や躯体へ伝わる場合があります。夜間の使用を考えると、配管の固定方法や遮音材の入れ方まで検討したいところです。

私たちはマンションの現地調査では、トイレ室内だけで判断せず、管理規約・施工申請・近隣への配慮まで含めて確認するようにしています。

LIXILとTOTOのフロートトイレを徹底比較!選ぶべきモデルと価格差

フロートトイレを検討すると、LIXILのフロートトイレとTOTOのレストパルFを比較する方が多くいます。

両者とも便器下を掃除しやすく、配管やタンクを隠せる点が魅力です。ただし、構造や収納性、施工条件は同一ではありません。

比較項目LIXIL フロートトイレTOTO レストパルF
特徴フレーム構造で便器下を浮かせるキャビネット内の取付スタンドで支持
足元の印象開放感を出しやすい収納と一体になった整った印象
収納別途収納計画が必要な場合があるキャビネット収納を計画しやすい
強度指定条件下でJISに基づく耐荷重試験使用上限体重224kgと案内
工事床・壁の条件確認が重要キャビネット寸法と壁裏条件の確認が重要

価格はグレード、手洗い器、内装、配管工事、地域によって変動するため、機器本体だけで比較しないことをおすすめします。

リクシルのフロートトイレが誇る圧倒的な足元開放感と間接照明デザイン

LIXILのフロートトイレは、便器下の空間が見えることで、トイレを広く感じやすいデザインです。

フレーム構造は、使用時の荷重を床で受け、上部のボルトでフレームの倒れを抑える設計です。施工には床・壁の強度条件があるため、事前の調査が欠かせません。

足元がすっきりしているため、フロアワイパーを通しやすく、床面の見える量が増えます。限られたトイレ空間でも圧迫感を抑えたい方には、相性のよい選択肢です。

ただし、トイレットペーパーや掃除用品を隠す収納は別に考える必要があります。見た目を優先して収納を後回しにすると、完成後にペーパーの置き場がなくなり、結果として生活感が出てしまうことがあります。

TOTOレストパルFの背面キャビネット構造と抜群の収納力や安心感

TOTOレストパルFは、背面キャビネット内に取付スタンド、タンク、配管などを納める構造です。

床・壁の条件確認は必要ですが、収納とトイレ本体を一体で計画しやすい点が大きな特長です。まるごと収納タイプでは、12ロール入りのトイレットペーパーをそのまま収納できる仕様もあります。

一方で、収納量はキャビネットのタイプや内部形状で変わります。私たちが収納計画を確認する際には、カタログ寸法だけでなく、普段使っているペーパー、洗剤ボトル、掃除用品が実際に入るかを確認するようにしています。

大容量の洗剤や長い柄の掃除道具は、想像より納まりにくい場合があります。収納量は「何ロール入るか」だけでなく、「何をどのように取り出すか」まで確認すると失敗を減らせます。

手洗い器付きプランの使い勝手とトイレ空間の広さに合わせたレイアウトの選び方

手洗い器の位置は、フロートトイレの使いやすさを左右します。

  • 0.75坪前後のゆとりがある空間 横壁に独立手洗い器を設けると、手洗いと便器まわりの動線を分けやすくなります。
  • 0.5坪程度の空間 キャビネット一体型や省スペースの手洗い器を選ぶと、出入りの動線を確保しやすくなります。
  • 横幅が限られる空間 コーナー手洗い器や奥行きの浅い手洗い器を検討すると、ドアや便器との干渉を避けやすくなります。

見落としがちなのは、水はねです。手洗い器のボウルが小さすぎる、吐水位置が合わない、壁紙が水に弱いといった条件が重なると、数年後に壁の汚れや傷みが目立つことがあります。

掃除の手間が激変するメリットと実際に導入して満足したリアルな評判

フロートトイレの最大のメリットは、便器と床の接地面がないことです。

床置き便器では、便器の根元や床との境目にホコリ、毛髪、尿はね汚れがたまりやすく、奥まで手を入れて掃除する必要があります。フロートトイレでは、その掃除の負担を減らしやすくなります。

ただし、一般的には「便器が浮いていれば掃除は完璧にラク」と言われますが、私の場合は「床掃除がラクになる設備」と説明しています。便器の底面、キャビネット下部、背面壁まで、掃除が不要になるわけではないためです。

床と便器の隙間汚れや尿ハネから解放される日々の時短お手入れ

便器と床の接地部がないことで、尿はねやホコリが入り込むすき間を減らせます。

比較項目従来の床置き便器フロートタイプの便器
便器と床の接地面汚れがたまりやすい接地面がない
床掃除の姿勢屈んで奥へ手を伸ばしやすいワイパーを通しやすい
日常の掃除便器根元の拭き掃除が必要床を一方向に拭きやすい
注意点根元のすき間汚れ便器底面・背面も定期清掃が必要

フロアワイパーを使った確認では、便器下の空間は掃除しやすく、床の奥まで手が届きやすいと感じます。

一方で、便器の底面に付いた汚れは、立ったままでは見えにくい場所です。特に男性が立って使用する家庭では、床だけでなく便器下側にも尿はねが付着することがあります。

「床はきれいなのに、においが残る」という場合は、便器の底面やキャビネット下部をライトで照らして確認してみてください。

お掃除ロボットやフロアワイパーが一方向でスッと通る驚きの快適性

フロートトイレは、便器下にワイパーを通せるため、日常の拭き掃除がしやすくなります。

ただし、お掃除ロボットについては、トイレの寸法と機種の高さを確認する必要があります。便器下へ入れる高さがあっても、奥で方向転換できない、センサーが壁を検知して戻るといったことがあります。

私たちが小型ロボット掃除機を想定して確認した際も、便器手前には入れても、奥側まで完全に掃除できるとは限りませんでした。トイレ内は狭いため、ロボット掃除機を主役にするより、フロアワイパーで短時間に拭けることをメリットとして考える方が現実的です。

狭いトイレスペースでも圧迫感を払拭してホテルのような洗練空間へ変身

床面が見える範囲が広がると、トイレ全体が軽く見えます。

特に0.5坪前後のトイレでは、便器下から奥の床まで視線が抜けるだけで、床置き便器より開放感を得られることがあります。足元灯や間接照明を組み合わせれば、夜間に主照明をつけずに使いやすい空間にもできます。

ただし、暗い床材や濃い色の壁材を選ぶ場合は、ホコリや水はねが目立つことがあります。デザインだけでなく、掃除頻度や家族の使い方に合う色・素材を選ぶことが大切です。

フロートトイレの詰まりやすさと節水性能の納得バランス

フロートトイレは、「壁排水だから詰まりやすいのではないか」と心配されることがあります。

実際には、メーカー指定の施工条件を守り、適量のトイレットペーパーを使っていれば、通常使用で特別に詰まりやすいとは限りません。ただし、節水型トイレは、古い大洗浄量のトイレと同じ感覚で大量の紙を流すと、詰まりの原因になることがあります。

壁排水方式と最新の節水洗浄における汚物流動性のメカニズム

フロートトイレには、既存配管に合わせて床排水または床上排水へ対応する機種があります。排水方式によって施工条件は異なりますが、いずれもメーカーが定めた配管条件を満たすことが重要です。

最新の節水型トイレは、旋回水流や吐水形状を工夫し、少ない水量でも洗浄性能を確保する設計です。

項目従来のトイレ節水型トイレの傾向
大洗浄の水量約8L〜13L程度約4L〜6L程度
詰まり対策水量に頼りやすい水流設計と適切な使用が重要
確認事項配管の劣化、勾配指定配管条件、紙の使い方

洗浄水量や排水条件は製品ごとに異なるため、最終的には希望機種の施工説明書・取扱説明書で確認してください。

トイレットペーパーの使いすぎによる詰まりリスクと日常の使い方

詰まりを防ぐためには、トイレットペーパーを一度に流しすぎないことが基本です。

  • 大量の紙を使った場合は、途中で一度流す
  • 厚手の海外製ペーパーや流せるシートを多量に流さない
  • ペーパーを流す場合は「大」洗浄を使う
  • ティッシュ、生理用品、掃除シート、紙おむつなどは流さない
  • 子どもが異物を落とさないよう注意する

「流せる」と表示された掃除シートでも、大量に流すと配管内で滞留することがあります。節水型トイレでは、特に一度に流す量を抑える意識が必要です。

日常のメンテナンスとキャビネット内部の給水フィルター清掃の手順

キャビネット内に給水フィルターや止水栓がある機種では、定期的な点検が必要です。

基本的な流れは以下の通りですが、機種ごとに手順が異なるため、必ず取扱説明書を確認してください。

  1. サイドパネルまたは点検口を開ける
  2. 止水栓を閉める
  3. 指定の手順で残水・残圧を抜く
  4. 給水フィルターを取り外し、水洗いする
  5. 元どおりに戻し、水漏れと洗浄動作を確認する

私自身、キャビネット内の止水栓やフィルターは、露出配管より工具を扱いにくいと感じることがあります。狭い場所で無理に回すと部品を傷めるおそれがあるため、不安な場合は施工店やメーカーへ相談してください。

理想のホテルライクなトイレ空間を後悔なく実現するためのプロのチェックリスト

フロートトイレは、デザイン性だけで選ぶよりも、施工条件・掃除習慣・将来の修理まで含めて選ぶことで満足度が高まります。

一般的には「掃除が面倒な人に向く設備」と言われますが、私の考えでは、フロートトイレは「すっきりした空間を保ちたい人」に向く設備です。

床掃除は確かにラクになります。ただ、便器の底面、キャビネットのすき間、収納内の点検など、きれいに使い続けるための手入れがゼロになるわけではありません。その点を理解したうえで選べば、毎日入るたびに気持ちのよい空間になります。

リフォーム前に必ず現地で確認すべき壁内構造と給排水の事前調査項目

調査項目主な確認内容不適合時の対応例
床・壁の構造下地、柱、間柱、補強位置補強工事、機種変更
排水条件排水位置、高さ、配管経路配管調整、床上げ検討
給水条件止水栓、水圧、管径配管引き直し、品番変更
電源コンセント、アース、配線経路電気工事、位置変更
空間寸法奥行き、幅、ドアの開閉レイアウト変更
管理規約マンションの施工制限申請、工事方法の見直し

現地調査では、便器の寸法だけでなく、将来キャビネットを開けるスペースがあるかも確認してください。

デザイン性と機能性を両立させる内装クロスやフローリングタイルの組み合わせ

フロートトイレでは床面の見える範囲が広いため、内装材の印象が大きくなります。

床は、耐水性・掃除のしやすさを優先するならクッションフロアやフロアタイルが選択肢になります。目地の多い小さなタイルはデザイン性がありますが、目地掃除の手間も増えます。

壁は、防汚・撥水性のあるクロスやパネルを組み合わせると、手洗い器まわりや便器背面の掃除がしやすくなります。照明を入れる場合は、光沢の強すぎる素材だと反射が気になる場合もあるため、サンプルで見え方を確認すると安心です。

見積もりの総額だけで判断せず下地造作と配管技術に長けた専門業者を選ぶ基準

フロートトイレの設置は、便器を交換するだけの工事ではありません。設備工事、大工工事、電気工事、内装工事が関わる複合工事です。

施工店を選ぶ際には、価格だけでなく、次の説明ができるかを確認してください。

  • 希望機種に必要な床・壁の施工条件
  • 下地補強が必要になった場合の工事内容
  • 排水管・給水管・電源の納まり
  • 停電時の洗浄方法と点検口の位置
  • マンション管理規約への対応
  • 工事後の保証・点検・修理窓口

水ピタ本舗では、フロートトイレのご相談時、見た目だけでなく「その家で安全に納まり、将来も点検しやすいか」を優先して確認しています。施工条件に合う機種を選び、見えない下地や配管まで丁寧に計画することが、後悔を防ぐ近道です。

よくある質問

フロートトイレは床を上げないと設置できない?

既存の排水位置や床下の配管経路が適合すれば、床を大きく上げずに施工できる場合があります。ただし、排水管の高さや勾配が合わない場合は、数cm程度の床上げや配管調整が必要になることがあります。

フロートトイレは便器を外さないと掃除できない?

便器下の床はフロアワイパーで掃除できますが、便器の底面まで完全に掃除するには、柄の短いモップや雑巾を使う必要があります。便器を外す必要は通常ありませんが、床だけでなく便器下側も月1回程度は確認すると安心です。

フロートトイレは体重100kgでも大丈夫?

製品ごとに使用上限体重が定められています。たとえばTOTOレストパルFは224kg、LIXILフロートトイレは約220kgの荷重試験を案内していますが、施工条件を満たしていることが前提です。

フロートトイレはマンションにも設置できる?

マンションでも設置できる場合がありますが、排水位置、パイプスペース、管理規約、床・壁の構造を確認する必要があります。特に共用配管や床スラブに関わる工事は、事前承認が必要になることがあります。

フロートトイレは停電したら流せない?

電動洗浄の機種でも、停電時用の手動洗浄機能を備えるものがあります。キャビネット内のレバーやハンドルを操作する仕様があるため、設置後に家族全員で位置と手順を確認しておくことが大切です。

フロートトイレは詰まりやすい?

メーカー指定の配管条件で施工し、トイレットペーパーを一度に流しすぎなければ、通常使用で特別に詰まりやすいとは限りません。大洗浄は約4L〜6L程度の節水型が多いため、大量の紙を使う場合は2回に分けて流すと安心です。

フロートトイレの掃除は本当にラク?

床置き便器で汚れがたまりやすい便器根元がなく、床掃除はラクになります。一方で、便器の底面、キャビネット下部、背面のすき間は見えにくいため、床掃除とは別に定期的な拭き掃除が必要です。

引用・参照元

著者紹介

著者 – 鈴木敬大(水ピタ本舗 代表 兼 株式会社リフレクト 代表取締役)

フロートトイレは、洗練されたデザインと床掃除のしやすさから近年非常に人気が高まっています。しかし、一般的な床置き便器と同じ感覚で導入を決めてしまい、後から想定外のトラブルや追加費用に悩まされるケースを現場で目にしてきました。

浮いている便器を安全に支えるためには、壁内の頑丈な下地補強や、マンション等の排水勾配・配管経路の綿密な事前確認が欠かせません。過去には「他社で見積もりを取ったが、壁の強度不足や配管の制約を考慮されておらず、工事直前で高額な追加費用を提示されて困惑した」というご相談を受けることもありました。また、キャビネット内部の構造や将来的なメンテナンス性への理解が不足していたために、故障時の対応に苦慮されたお話も伺います。

デザインの魅力だけでなく、構造上の注意点やデメリットまで正しく把握した上で選んでいただくことが、10年後も満足し続けられるリフォームには不可欠です。後悔のない理想の空間づくりを実現していただくため、施工現場の視点から本記事をまとめました。

WORKS

最新施工実績

水回り特化 のリフォーム会社だからできる 安心のアフター対応

当社ではリフォーム後も安心してお使い頂けるよう、アフターサービス体制を整えています。
水周りは毎日使う場所だからこそ、万が一の不具合や気になる点があればすぐにご連絡ください。迅速にスタッフが対応いたします。

リフォーム対応エリア

千葉県完全特化!
千葉県であれば
どこでもリフォーム可能です

主要対応エリア

船橋市、習志野市、千葉市全域、市川市、鎌ヶ谷市、浦安市
松戸市、印西市、白井市、佐倉市、柏市