2026.07.24
バランス釜交換のホールインワン費用相場は?追加工事の罠と団地リフォームの注意点
狭いお風呂の改善や故障に悩む団地・マンションにお住まいの方にとって、ホールインワン(壁貫通型)給湯器への交換は浴槽を広げる絶好の機会です。
バランス釜からホールインワンタイプへ交換する工事費込みの相場は総額20万円〜40万円であり、本体交換のみの10万円〜20万円と比べても、広々と足が伸ばせる浴室環境を手に入れる圧倒的な価値があります。
しかし、ネット上の安い概算見積もりだけを信じて依頼すると、思わぬ予算オーバーに直結します。実際の現場では、専用100Vコンセントを引く電気工事や、既存の壁穴に合わせたアタッチメント加工などの追加費用が提示され、トラブルになるケースが後を絶ちません。また、賃貸や市営住宅では管理組合の許可や原状回復の確認を怠ると、工事自体がストップするリスクも潜んでいます。
この記事では、現場の裏事情まで知り尽くした水回りリフォームの専門業者が、予期せぬ追加コストを防ぐ見積書のチェック法や、施工実績に基づく失敗しない選び方を徹底解説します。
損をせず最安で理想の快適なお風呂環境を実現するために、ぜひ最後までお読みください。
バランス釜交換とホールインワン費用の相場は?コミコミ総額の内訳を徹底解説!
築年数が経過した団地や集合住宅でよく見かけるバランス釜。狭い浴槽に足を丸めて浸かる毎日に限界を感じ、壁貫通型給湯器のホールインワンタイプへ変更したいと考える方が増えています。
お風呂を広く快適にする工事ですが、一番気になるのが全体でかかるお金の話ですよね。ネット上の広告で目にする格安価格だけで判断すると、施工当日に予想外の追加費用が発生して後悔することになりかねません。
ここでは現場の生の施工データをもとに、現実的な支払い総額とその詳しい内訳を分かりやすく解説します。
費用の全体像とコミコミ相場を知ろう
バランス釜からホールインワンタイプへ取り替える場合の工事費込みのコミコミ総額相場は、20万円から40万円程度が標準的な目安となります。既存の設備をそのまま新しい同等品に換える場合は15万円から20万円ほどで収まりますが、浴室を広く拡張するための本体変更では予算が少し上がります。
この金額の幅は、設置する給湯器の号数(給湯能力)や選ぶ浴槽の素材、さらに各ご家庭の浴室環境によって生じる追加工事の有無で変わってきます。
一般的な費用内訳の全体像をまとめました。
| 費用項目 | 内容 | 相場価格 |
|---|---|---|
| 給湯器本体・リモコン | 16号フルオートやオートタイプ | 10万円~18万円 |
| 専用FRP浴槽 | 110cm前後の広々サイズ | 4万円~7万円 |
| 撤去・処分費 | 旧バランス釜・旧浴槽の廃棄 | 1.5万円~2.5万円 |
| 標準設置工事費 | 給排気トップ据付・給排水結び込み | 3万円~5万円 |
| 追加工事費(現場による) | 専用電源設営・穴加工・アタッチメント | 1.5万円~5万円 |
| 合計コミコミ相場 | 標準工事から追加工事を含む総額 | 20万円~40万円 |
ネットで見かける「工事費込み18万円〜」といった極端な安値表示には注意が必要です。標準工事費の中に解体処分費や給水給湯配管の延長工事が含まれておらず、最終的な見積もりで相場通りになるケースが珍しくありません。
給湯器本体と専用浴槽のセット価格
ホールインワンへの変更では、給湯器本体だけでなく専用サイズの浴槽をセットで購入する必要があります。なぜなら、これまでバランス釜が占領していた浴室内の約30cm分のスペースに、給湯器本体を壁の貫通穴へすっぽり埋め込み、空いた場所に大きな浴槽をぴったり配置する仕組みだからです。
給湯器本体はシャワーのお湯の出を左右する号数が重要です。16号を選べば、冬場でもシャワーの水圧が弱まることなく、温かいお湯で快適に洗い流せます。
セット選びのポイントを整理しました。
- 給湯能力は16号を選ぶと冬場もシャワーの水圧が安心
- 自動お湯張りや追い焚きができるオート・フルオート機能付きが人気
- 浴槽は浅型でまたぎやすい110cmサイズが主流
- 保温性の高い浴槽を選ぶとガス代の節約にも貢献
給湯器本体と浴槽を合わせた機器だけのセット実売価格は、およそ14万円から25万円が相場です。
既存バランス釜の撤去処分費と給排水配管工事費
交換作業では、長年活躍してくれた古い機材の撤去と、新しい設備に合わせた配管の接続工事が必須となります。
古くなった金属製の風呂釜やFRP浴槽は専門業者による適切な廃棄処分が必要で、これらにかかる撤去廃棄費の相場は1.5万円から2.5万円ほどです。自分で粗大ゴミとして出すのは寸法や重量の面から現実的ではありません。
配管工事については、バランス釜時代に使っていた古いガスコックや給水管の位置を、新しいホールインワン給湯器の接続口に合わせて延長・加工する作業を行います。
ここで現場における重要な裏話をお伝えします。安価な見積もりを提示する一部の業者の中には、古い給水管やガスコックのパッキン交換を省略し、既存配管をそのまま流用して工事時間を短縮しようとするケースが存在します。
しかし、長年圧力がかかっていた配管接続部は非常にデリケートです。本体を新品に換えて水圧が上がった途端、数ヶ月後に接続部からじわじわと水漏れを起こすリスクが高まります。見積書を見る際は、単に「工事費一式」と書かれている配管作業に、老朽化した周辺部材の交換まで含まれているかをしっかり確認することが大切です。
バランス釜からホールインワンへ交換するとお風呂はどう変わる?驚きのメリット
狭くて使い勝手の悪いバランス釜から壁貫通タイプの給湯器(ホールインワン)へ交換すると、毎日のバスタイムが劇的に変化します。
浴室内のスペースが劇的に広がるだけでなく、最新の給湯設備によってホテルライクな快適さを手に入れられるようになります。
浴槽が110cmへ大幅サイズアップして足を伸ばせる快適さ
一番の大きな変化は、浴槽の広さが段違いになる点です。
従来のバランス釜は、浴室内に大きな機器本体が居座っているため、浴槽の幅が80cmから90cm程度と非常に狭く、膝を折って入浴せざるを得ませんでした。
しかし、機器を壁の貫通穴の中にすっぽりと埋め込むホールインワンタイプに変更すると、これまで本体が占有していた約30cm分のデッドスペースがまるまる空きスペースになります。
その結果、浴槽の幅を110cmから120cmサイズまで一気に拡大できます。
| 項目 | 従来のバランス釜 | ホールインワン(壁貫通型) |
|---|---|---|
| 浴槽の横幅目安 | 80cm 〜 90cm(膝を曲げる) | 110cm 〜 120cm(足を伸ばせる) |
| 機器の設置場所 | 浴室内(浴槽の横) | 外壁の貫通穴(省スペース) |
| 浴槽の高さ | 高くてまたぎにくい | 低くなって跨ぎやすい |
浴槽の高さ自体も低く抑えられるため、小さなお子様やお年寄りの方でも安全に出入りできるようになり、家族全員が足を伸ばしてゆったりとお湯に浸かれます。
ボタン一つでお湯張り完了!追い焚き機能とシャワー水圧の劇的改善
操作性や使い勝手の面でも、昔ながらの種火点火から最新のデジタルリモコンへと進化を遂げます。
これまではレバーを回してガチャンと種火を点火し、お湯の溜まり具合を何度も見に行く必要がありましたが、スイッチ一つで自動お湯張りや追い焚きが可能になります。
さらに、シャワーの水圧不足に悩まされていた方にとって、給湯能力の向上は最大の感動ポイントになります。
一般的なバランス釜の給湯能力が6号から8号程度であるのに対し、ホールインワンタイプは16号のパワフルな給湯が可能です。
同時に2箇所で水を使ってもシャワーが弱くならず、心地よい水圧で快適に洗い流せます。
カビや掃除の手間が減る最新の省エネ給湯器タイプ
バランス釜の裏側や隙間は湿気が溜まりやすく、手が入らないため黒カビやホコリの温床になりがちでした。
ホールインワンへ変更すれば浴槽が壁面にぴったり収まるため、不快な隙間がなくなり毎日の浴室掃除が驚くほどラクになります。
また、最新の給湯器は熱効率が非常に優れており、無駄なガス消費を抑える構造になっています。
お風呂のお湯が冷めにくく追い焚きの回数も減るため、毎月のガス代節約にも大きく貢献します。清潔な環境と経済的なメリットを同時に手に入れられるのが魅力です。
提示された見積もりから高額な追加費用が発生する罠と現場のリアル
ネットで集めた概算や「コミコミ20万円」といった格安広告を見て安心していませんか。実は、実際の施工現場では提示された基本見積もりだけでは収まらず、工事当日に数万円規模の追加費用を請求されるトラブルが後を絶ちません。
築古の団地や集合住宅での施工には、現場を開けてみなければ分からない特有の課題が潜んでいます。なぜ現場で追加費用が発生してしまうのか、リフォーム業者が隠したがるリアルな裏側と具体的な費用内訳をあらかじめ把握しておきましょう。
追加で発生しやすい代表的な工事費用と、発生する具体的な条件を一覧でまとめました。
| 追加工事の項目 | 発生する現場の条件 | 追加費用の相場 |
|---|---|---|
| 専用100V電源の新設 | 浴室内にコンセントがなくブレーカーからの配線が必要 | 15,000円〜30,000円 |
| 既存貫通穴のアタッチメント加工 | 壁の給排気穴が旧規格で新機器と合わない | 10,000円〜20,000円 |
| 壁貫通部の防水処置・下地補強 | 既存穴周辺の壁面が経年劣化で湿気・水漏れを起こしている | 8,000円〜15,000円 |
事前に知っておくことで、予期せぬ出費を未然に防ぎ、納得のいくリフォームを進められます。
電気工事が必要な理由と専用100Vコンセント新設の費用
従来のバランス釜は、つまみを回して火花を飛ばす電池式や手動着火の仕組みでした。そのため浴室周辺に電気設備を必要としませんでした。
しかし、ホールインワンタイプの給湯器(壁貫通型)は、ボタン一つでお湯を沸かし、正確な温度調節や追い焚き機能を動かすための電力を消費します。そのため、浴室内に専用の100Vコンセントが絶対に欠かせません。
脱衣所や浴室のすぐ近くにコンセントがない場合、ブレーカーから浴室まで壁や天井を這わせて専用配線を引っ張ってくる電気工事が発生します。現場の配線ルートによって作業の手間が大きく変わるため、15,000円から30,000円程度の費用が追加でかかります。
安さを謳う業者の見積もりには、この必須となる電気工事費が含まれていないケースが多いため、契約前に配線工事まで含まれた総額かどうかの確認が必須です。
壁の給排気穴サイズが合わない!既存貫通穴のアタッチメント加工
バランス釜が収まっていた壁の給排気穴を活用して設置できるのがホールインワンタイプの魅力ですが、ここにも罠が存在します。
築30年以上の公団住宅や市営住宅の場合、壁に開けられている穴の寸法や形が現在のホールインワン機器の標準規格と合わないケースが少なくありません。穴が大きすぎたり小さすぎたりすると、給湯器本体をそのまま固定することができず、隙間から風雨が吹き込んでしまいます。
こうした現場では、穴のサイズ差をきれいに埋めて機器をガッチリ固定するための専用アタッチメント(鋼鈑製の部材)を取り付ける加工工事が必要です。この部材代と加工工賃として10,000円から20,000円ほどの上乗せが発生します。
既存の穴にぴったりハマるかどうかは、現地の壁穴寸法を数ミリ単位で採寸しなければ判断できません。現地調査を行わずにネットの画像だけで概算見積もりを出す業者に頼むと、当日になってこの加工費を提示されるリスクが高まります。
水漏れや雨水侵入を防ぐ専門業者の防水処置と下地調整のこだわり
壁貫通型の施工において、費用以上に注意したいのが施工品質の差です。見栄えだけを綺麗に仕上げても、壁と機器の隙間処理を怠れば、数年後に恐ろしい被害をもたらします。
雨風が直接当たる外壁部分の貫通穴には、二重重厚な防水コーキング処理を施さなければなりません。悪質な業者はこの工程を簡略化し、表面に軽くシールを打つだけで済ませてしまうことがあります。
防水処理が不十分だと、台風や大雨の際に貫通穴の隙間から雨水が壁内部へ浸水し、建物の構造体を腐食させたり階下への水漏れを引き起こしたりします。長年蓄積された湿気でモルタル下地が痛んでいる場合は、補修や下地調整も同時に行うのがプロの仕事です。
目に見えない壁内の防湿・防水施工にしっかりこだわり、施工保証を提示できる信頼性の高い専門業者を選ぶことが、長期的にお風呂を安全に使うための最大の防衛策になります。
バランス釜からホールインワンへ変更できる条件と施工できないケース
壁貫通型の給湯器へ入れ替えて広いお風呂を手に入れたいと考えても、住まいの環境によっては希望通りの工事ができない場面が存在します。
施工にあたっては、建物の構造や設備状況に合わせた事前確認が欠かせません。
現地調査でプロが確認する主なチェック項目をまとめました。
| チェック項目 | 施工可能な条件の目安 | 現場での対処策・注意点 |
|---|---|---|
| 電源設備 | 浴室近くに100V専用コンセントがある | 配線工事で屋外や脱衣所から電源を分岐引き込み |
| 給排気口 | 壁の穴サイズや形状が規格に適合している | 専用アタッチメントやダクト加工材で隙間を補強 |
| 建物所有形態 | 持ち家、または改修許可が得られている | 管理組合や大家さんへの申請と事前承認を取得 |
浴室周辺に電源(コンセント)がない場合の解決策
従来のバランス釜は乾電池で着火する仕組みのため、浴室内に電気を必要としませんでした。一方で壁貫通型のホールインワンタイプは、電子制御でお湯の温度を保ったりリモコンを操作したりするため、100Vの専用電源が絶対に必要となります。
築年数が経過した団地や集合住宅では、浴室周辺にコンセントが用意されていないケースがめずらしくありません。
周辺に電源がないからといって、リフォームを諦める必要はありません。専門業者による電気配線工事を組み合わせることで解決できます。
一般的な解決ルート
- 洗面所や脱衣所のコンセントから分岐して浴室モール配線で引き込む
- ブレーカー(分電盤)から浴室付近まで専用回路を新設する
- 屋外の防水コンセントから壁を貫通させて配線を接続する
現場の配線ルートによって工事費用は1万5千円から3万円ほど変動します。単純な機器の設置費用だけでなく、電気をどう確保するかまで含めた事前見積もりが失敗を防ぐポイントです。
団地や市営住宅・県営住宅での給排気トップと外壁制限
市営住宅や県営住宅、公団などの団地では、建物全体の給排気設備に関する独自の規定が設けられていることが多くあります。給湯器の排気口(給排気トップ)が外壁から飛び出す形状になるため、景観や安全上の観点から設置できる機種に制限がかかるのです。
特に注意したいのが、既存の壁穴サイズと新しい機器の適合性です。古い公団住宅などでは穴の寸法が特殊なケースがあり、そのままでは隙間が生じて雨水が侵入するリスクが高まります。
現場でのトラブルを防ぐ施工の工夫
- 壁穴の隙間を埋める専用の給排気固定アタッチメントを使用する
- 外壁と配管の接合部に強力な二重防水シール処理を施す
- 排気ガスが共用廊下や隣家の窓に直接吹き出さないよう風向板を取り付ける
表面上の設置だけでなく、下地処理や防水処理を丁寧に行う施工業者を選ぶことが、建物を傷めず長持ちさせる秘訣です。
賃貸物件や分譲マンションでの管理組合・大家さんへの事前確認手順
賃貸アパートや分譲マンションで設備を変更する場合、自分の判断だけで工事を進めることはできません。賃貸物件では原状回復義務があり、分譲マンションでも共用部分である外壁や貫通穴の取り扱いに関して管理規約が定められているためです。
後からのトラブルを避けるために、以下の手順で確認を進めましょう。
手続きのステップ
- 管理会社や大家さんへ連絡し、浴室給湯器を壁貫通型へ変更したい旨を伝える
- 工事に伴う外壁加工の有無や、退去時の原状回復の範囲について書面で確認する
- 業者から作成してもらった仕様書や工事計画書を管理組合へ提出し承認を得る
許可を取らずに工事を進めてしまうと、退去時に高額な撤去費用を請求されたり、工事自体をストップさせられたりする恐れがあります。
プロの現場目線でお伝えすると、規約の確認や申請書類の作成をスムーズにサポートしてくれる実績豊富なリフォーム専門店へ相談することが、最も確実でトラブルのない近道となります。
費用を安く抑えてお風呂のリフォームを成功させる比較テクニック
お風呂場を広く快適にしたいと考えたとき、予算に合わせてどの選択肢を選ぶかが運命の分かれ道になります。
今の不満を解消しつつ、後悔しないお財布に優しいリフォームを実現するための比較テクニックを現場目線で解説します。
同等性能のバランス釜交換・ホールインワン化・ユニットバス改修の比較表
まずは、主要な3つのリフォーム方法にかかる費用や特徴を整理しました。
工事にかかる費用相場や施工期間、浴槽の広さがどう変わるかを一覧で確認してみましょう。
| 工事タイプ | 費用相場(コミコミ総額) | 工期 | 浴槽の長さ | 主なメリットと特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 同等機種へのバランス釜交換 | 約10万円〜20万円 | 約2〜3時間 | 約80〜90cm | 最も安価に交換可能。浴槽の広さは変わらない |
| ホールインワン(壁貫通型)化 | 約20万円〜40万円 | 約半日(4〜6時間) | 約110cm | 壁の穴を利用して本体を外へ出し、浴槽が劇的に広がる |
| ユニットバス全体の改修 | 約80万円〜150万円以上 | 約3〜5日 | 約110〜140cm | 浴室全体が新築同様に綺麗になるが、費用と工期がかかる |
費用を最も抑えられるのは既存と同じタイプへの交換ですが、浴槽の狭さは解消されません。
一方でユニットバスへの全面改修は、築古団地や集合住宅の場合、構造上の理由で設置自体ができないケースや、100万円を超える高額な予算が必要になることが多々あります。
予算を20万〜40万円前後に抑えつつ、足を伸ばせる広々としたお風呂を手に入れるなら、壁貫通型の給湯器へ変更するルートが最もコストパフォーマンスに優れています。
ホームセンターや家電量販店と専門店のリフォーム費用と保証の違い
お風呂の工事をどこに頼むべきか悩む方も多いはずです。大型ホームセンターや家電量販店、そして水回り工事の専門店には、見積もり金額やアフターフォローの面で明確な違いが存在します。
チラシなどで一見安く見える大手店舗ですが、実際の施工は下請けの協力業者へ丸投げされるケースが一般的です。
そのため中間マージンが発生し、見積もり金額に上乗せされたり、現場の特殊な状態に対応できず追加費用が膨らんだりするリスクを抱えています。
| 依頼先 | 価格帯 | 施工体制 | 保証とアフターフォロー |
|---|---|---|---|
| ホームセンター・家電量販店 | やや高め(中間マージン発生) | 下請け業者へ委託 | 店舗独自の延長保証(規定が厳しい場合あり) |
| ネット系の格安最安業者 | 一見安いが追加費用のリスク | 提携職人へのスポット依頼 | 売り切りで工事保証が曖昧なケースも |
| 水回りの自社施工専門店 | 適正価格(中間コストゼロ) | 自社の有資格スタッフ | 本体・工事ともに長期の自社無料保証が付帯 |
特に古い公団住宅や団地では、電気の専用回路をひく作業や、古い給排気穴を塞ぐアタッチメント加工といった特殊な現場ノウハウが欠かせません。
下請け任せの店舗では現場調査が見落とされ、工事当日に「電源がないから工事できない」「追加で配線工事費が3万円かかる」といったトラブルに発展することがあります。
自社施工を行う専門店であれば、事前の現地調査で必要な追加工事をすべて見極め、追加料金のないコミコミ価格を提示してくれるため安心です。
最新の省エネ機種(エコジョーズ等)を選んで将来のガス代を節約
初期の工事費用だけに気を取られがちですが、設置後に毎月支払うガス代まで計算に入れることが賢い選択です。
ホールインワンタイプの給湯器を選ぶ際は、従来の標準タイプだけでなく、少ないガス量でお湯を沸かせる「エコジョーズ」という高効率な省エネ機種も選択肢に入ります。
エコジョーズは、これまで捨てられていた排熱を再利用してお湯を温める仕組みを持っています。
本体の購入費用は標準タイプより2万〜3万円ほど高くなりますが、プロの視点で見ると、4人世帯であれば年間で約10,000万〜15,000円前後のガス代を削減できる計算になります。
つまり、わずか2〜3年ほど使えば本体代の差額を回収でき、それ以降は使えば使うほど毎月の生活費が浮いて手元に残るお金が増えていきます。
お湯を沸かすパワーや水圧も格段に向上するため、シャワーの勢いに不満があったご家庭でも、朝の準備や毎日の入浴が驚くほど快適になります。
目先の施工費用を抑えることだけに固執せず、5年後や10年後のトータルコストまで見据えて機器を選ぶことが、後悔のない満足度につながります。
団地や賃貸でホールインワンへの交換を進める際のお問合せからの流れ
狭いお風呂を広くしたいと考えて、バランス釜から壁貫通タイプの給湯器へ交換しようと決心しても、実際の申し込みから工事完了までの手順がわからないと不安になりますよね。
特に公営住宅や築古団地、賃貸マンションでは、一般的な一戸建てとは異なる確認手順や独自の注意点が存在します。後から想定外の工事が必要になったり、近隣や管理会社とのトラブルに発展したりするのを防ぐためにも、お問合せから施工完了までの正しいステップを押さえておきましょう。
専門業者へ相談した際、どのような流れで現地調査や工事が進むのかを詳しく解説します。
現場調査でプロが確認する壁穴寸法と電気配線ルート
お問合せいただいた後、最初に行う最も重要なステップが現地調査です。ネットや電話の概算見積もりだけで契約を急がせる業者も存在しますが、現場を見ずに正確な費用を算出することは不可能です。プロの技術者が現地でチェックする項目は主に以下の3点です。
| チェック項目 | プロが確認する内容と判断基準 | トラブルを回避する理由 |
|---|---|---|
| 給排気用の壁穴寸法 | 既存の穴が新しい給湯器のダクト規格(一般的に縦横寸法やアタッチメントが必要か)に適合するか | 旧規格のまま設置すると排気漏れや雨水侵入のリスクが生じるため |
| 電気配線の取り回し | 浴室周辺に100Vの専用電源があるか、ブレーカーからの引き込みルートはどうするか | ホールインワン給湯器を作動させるための電源確保に必須となるため |
| 搬入口と配管の劣化状況 | 既存の給水管・給湯管・ガス管の錆びや摩耗状況、浴槽の出し入れスペース | 工事中の水漏れや、後からの追加配管交換工事を防ぐため |
特に公団や市営住宅では、壁の貫通穴に特殊なサイズの枠が埋め込まれているケースが多く見られます。そのままでは最新の機種が取り付かないため、現場調査で専用の変換アタッチメントが必要かどうかを確実に見極めます。
また、ホールインワン給湯器は電子制御でお湯を沸かすため、必ずAC100Vの電源を浴室内に引き込む必要があります。脱衣所や洗面台のコンセントから露出配線で引っ張ってくるのか、配電盤から専用回路を新設するのかによって費用が変わるため、現場での事前ルート確認が欠かせません。
トラブルを防ぐ見積書のチェックポイントと明確な工事費込み表示
現場調査が終わると見積書が提示されます。ここで最も気をつけなければならないのが、一見すると安く見える格安見積もりの罠です。本体代金と基本工事費だけを安く見せておき、施工当日に現場で追加費用を請求する悪徳なケースが少なからず存在します。
契約前に必ず以下の内容が見積書に明記されているか確認してください。
- 既存バランス釜および不要になる旧浴槽の撤去・引き取り処分費
- 給水・給湯・ガス配管の接続工事費およびフレキ管などの部材代
- 専用100V電源の引き込み電気工事費
- 壁貫通部の隙間を確実に埋める防水シーリング(コーキング)工事費
- 万が一の穴サイズ不適合に対応する給排気アタッチメント部材費
見積書の項目に「工事一式」としか書かれていない場合は危険です。内訳が細かく記載されているか、そして追加料金が発生する条件が事前に説明されているかをチェックしましょう。
すべての部材と工程が含まれた明朗な「コミコミ価格」を提示してくれる施工店を選ぶことが、予算オーバーを防ぐ最大のポイントです。
施工当日の作業時間と即日お風呂に入れるスピード感
見積もり内容に納得して契約を結んだら、いよいよ施工当日を迎えます。お風呂が使えない期間が何日も続くと生活に支障が出ますが、バランス釜から壁貫通型給湯器への交換工事であれば、基本的に半日(約3時間から5時間程度)で完了します。
当日の施工手順は以下の通りです。
- 既存のバランス釜と狭い浴槽の取り外し・搬出(約30分から1時間)
- 壁貫通穴の清掃および防水下地処理、アタッチメントの取り付け(約30分)
- 新しいホールインワン給湯器本体の壁貫通部への設置・固定(約1時間)
- 広くなった110cmなどの新しい専用浴槽の搬入・設置(約30分)
- 給水・給湯・ガス配管の接続、および専用100V電源の配線工事(約1時間)
- 試運転、ガス漏れ・水漏れチェック、リモコン操作の説明(約30分)
朝の9時から作業を開始した場合、順調に進めばお昼過ぎから14時頃にはすべての工事が完了します。施工したその日の夜から、新しく広くなった浴槽で温かいお風呂に浸かることができます。
手際よく確実な施工を行うためにも、事前の現地調査を丁寧に行い、壁穴の加工や電気配線ルートを完全に把握している専門業者に依頼することが成功への一番の近道です。
バランス釜の交換やホールインワン設置の施工事例とお客様の声
長年親しんできた昔ながらのお風呂も、年数が経つにつれて「またぎ深くてまたぐのが大変」「シャワーの出が弱くて洗った気がしない」といった不満が出てきますよね。
実際に浴槽を広くする壁貫通タイプの給湯機器へ切り替えたご家庭では、どのような変化があったのでしょうか。現場で発生したリアルな課題と、それを解決した具体的な施工事例をご紹介します。
築35年の公団住宅で浴槽を広げてお母様の足腰の負担を軽減した事例
築35年が経過した公団住宅にお住まいのご家族から、高齢になられたお母様のお風呂またぎを楽にしたいというご相談をいただきました。
以前の浴室は、室内の中に大きな釜本体がドスンと座っており、浴槽の横幅がわずか80cmほどしかありませんでした。さらに底が深いため、入浴のたびに足を高く引き上げなければならず、膝を痛めているお母様にとって大きな負担となっていたのです。
現場調査にお伺いしたところ、壁の給排気穴サイズは旧規格のままでしたが、専用のアタッチメントを設置することで壁貫通型給湯器への切り替えが可能と判断しました。
また、浴室内に100Vの電源が無かったため、隣接する部屋のコンセント裏から専用配線を分岐して引き込み、防水配線を施工しました。
| 項目 | リフォーム前 | リフォーム後(工事完了) |
|---|---|---|
| 浴槽の内寸サイズ | 横幅 80cm(深型でまたぎにくい) | 横幅 110cm(浅型でまたぎやすい) |
| 給湯器の設置場所 | 浴槽の横(浴室内のスペースを圧迫) | 給排気穴の壁の中にすっぽり内蔵 |
| お湯張りの操作 | ガチャガチャとダイヤルを回して種火点火 | 室内リモコンのボタンをワンタッチ |
| 工事にかかった総額 | – | 約32万円(電気工事・処分費コミコミ) |
工事は朝9時にスタートし、夕方16時にはすべて完了しました。
これまで狭いお湯の中に膝を曲げて入っていたお母様も、広々とした110cmの新しい浴槽で足をしっかり伸ばして浸かれるようになり、「毎日の入浴が本当に楽になった」と大変喜んでいただけました。
弱かったシャワーの水圧が劇的にアップし朝の準備が快適になった事例
続いては、賃貸マンションを所有されているオーナー様とご入居者様からのご依頼です。
「シャワーの水圧が弱すぎて洗髪に時間がかかる」という不満から退去を検討されていたため、設備を最新型へアップデートすることになりました。
昔ながらの種火式給湯器は、水圧が弱く温度調整も難しいという構造上の弱点があります。
そこで、壁貫通型のガスふろ給湯器へ交換し、直接水道圧を活かせる配線・配管接続へとリニューアルを行いました。
施工にあたっては、長年の雨水侵入で壁の開口部周辺がわずかに傷んでいたため、下地補修を施したうえで二重の防水シーリング処置を入念に行いました。
これを怠ると、数年後に壁の内側が結露や雨水で腐食するリスクがあるため、現場の職人が最もこだわりを持って作業するポイントです。
- シャワー水圧が以前の約2倍近くになり勢いよく快適にお湯が出る
- 追い焚き機能がつき家族全員がいつでも温かいお風呂に入れる
- 浴室の床面積が広くなり洗い場での立ち座りがスムーズに
水圧が劇的に改善したことで洗髪のストレスがゼロになり、朝の忙しい時間帯のお手入れも非常に快適になったとお声をいただいています。
後出しの追加費用を発生させないためには、事前の現地調査で壁の穴寸法や給電ルート、防水状態をプロの目で細かく診断してもらうことが成功の鍵となります。
お風呂の水回りリフォームで選ばれ続ける専門業者「水ピタ本舗」の強み
お風呂のリフォームは、生活の質を直結して左右する大きな決断です。特に古いバランス釜から壁貫通型の給湯器へ変更する工事では、給湯器の選定だけでなく、電気工事や貫通穴の防水処置といった専門的な現場知識が欠かせません。
安易に格安の概算見積もりだけで依頼先を決めてしまうと、現場で追加請求が発生したり、不完全な防水処置によって壁内が腐食したりする危険性があります。私たちが選ばれ続けている理由は、施工のクオリティと明朗な費用提示に徹底的にこだわっているからです。
現場のリアルを知り尽くしたプロとして、お客様が不安を抱くことなく快適なお風呂を手に入れられるよう、全力でサポートを行っています。
施工実績3,000件超の豊富な経験と千葉・東京・神奈川・埼玉の迅速対応
築古の団地や集合住宅での施工は、一筋縄ではいかない現場が数多く存在します。建物の築年数によって壁の貫通穴サイズが旧規格のままであったり、浴室内に必要な100V電源が存在しなかったりと、現地で臨機応変な判断を求められるシーンが非常に多いからです。
これまで3,000件を超える水回りリフォームを手がけてきた中で培った技術力とノウハウがあるため、どのような難易度の現場であっても最適な施工プランを迅速にご提案できます。
対応エリアを千葉、東京、神奈川、埼玉の1都3県に限定している点も、私たちの大きなこだわりです。地域を絞り込むことで現場調査から施工までのフットワークを軽くし、お湯が出ずに困っているお客様のもとへスピーディに駆けつけられる体制を整えています。
対応エリアごとのサポート体制と強みは以下の通りです。
| 対応地域 | 施工における地域特有の強み | 現場到着までのスピード |
|---|---|---|
| 千葉県 | 公団住宅や大型団地の施工パターンを熟知 | 最短即日調査に対応 |
| 東京都 | 狭小住宅や複雑な管理規約を持つ物件へ柔軟対応 | スピーディな現地確認 |
| 神奈川県 | 築年数が経過した集合住宅の配管引き直しに実績 | 迅速な見積もり提示 |
| 埼玉県 | 県営住宅や市営住宅の規約に合わせた施工対応 | 状況に応じた即日対応 |
明朗会計と自社施工による安心のアフターフォロー体制
水回り工事で最も多いトラブルが、作業当日になってからの予想外な費用跳ね上がりです。
ネット上でコミコミ20万円などと安価な価格を打ち出しながら、現場に来てから専用コンセントがないので追加で3万円、給排気穴のアタッチメント加工が必要でさらに2万円といった後出し請求を行う業者が後を絶ちません。
私たちは、事前に必ず現地調査を行い、電気工事や配管延長、防水処理まで含めた完全コミコミの見積書を提示します。見落とされがちな施工箇所の費用もすべて明記し、ご納得いただかない限り工事を開始することはありません。
さらに、下請け業者へ丸投げすることなく自社施工を貫いています。中間マージンをカットして高品質な工事を適正価格で提供するだけでなく、万が一施工後に不具合が生じた際も迅速に対応できるアフターフォロー体制を築いています。
現場で徹底している安心施工のこだわり
- 事前現地調査による追加費用ゼロのコミコミ提示
- 完全自社施工による無駄な中間マージンの削減
- 二重防水シール打ちによる壁内の雨水侵入予防
- 万全の保証体制と迅速なアフターサポート
お風呂の狭さや水圧の弱さに悩んでいる方は、現場の知識と実績が豊富な専門店までぜひお気軽にご相談ください。
著者紹介
著者 – 水ピタ本舗
団地や集合住宅のお客様から「バランス釜からホールインワンに変えたいが、ネットの見積もりと実際の請求が大きく違った」というご相談を受ける機会が何度もありました。現地を拝見すると、専用コンセントの増設や給排気口の加工といった現場特有の作業が必要にもかかわらず、事前の説明不足でお施主様が不安を抱えられていたのです。私自身、施工前の確認不足から工期が伸びそうになり、お客様に大変なご迷惑をおかけしかけた苦い経験があります。それ以来、現地調査時の壁穴採寸や配線ルートの確認を徹底し、明確な総額提示を貫いてきました。地域に密着して施工を重ねてきたからこそ知る追加工事の防止策や、古い公団住宅でも安心して浴槽を広げるための手順を正しく伝え、費用トラブルのない後悔しないお風呂リフォームを実現していただくためにこの記事をまとめています。
最新施工実績
水回り特化 のリフォーム会社だからできる 安心のアフター対応
当社ではリフォーム後も安心してお使い頂けるよう、アフターサービス体制を整えています。
水周りは毎日使う場所だからこそ、万が一の不具合や気になる点があればすぐにご連絡ください。迅速にスタッフが対応いたします。
リフォーム対応エリア
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